Report

活動報告

中小企業における持続可能な健康投資(HSD)の実践と効果

2024年2月14日「中小企業における見える化された健康投資シンポジウム」を、東京大学 会議室にて開催しました。今回のシンポジウムは「健康投資の実践と効果」をテーマに、中小企業や行政が取り組む健康経営の実例とその意義を共有し、今後の社会的広がりを考察する場として開催されました。東京大学未来ビジョン研究センターの村松賢治先生による基調講演を皮切りに、企業現場での実践者によるパネルディスカッションが行われ、健康投資の可視化や評価のあり方について多角的に議論が交わされました。最終的には、健康を「人への投資」として位置づける視点の重要性が改めて確認されました。

中小企業の健康経営実践に向けた動きとして、ロジックツリーモデルの活用について説明いただきました。

ロジックツリーモデルは、健康投資の目的と効果を因果関係で可視化し、施策の意義を構造的に説明するためのツールです。
中小企業が限られた資源で効果的な施策を選び、経営層や現場の納得を得ながら実践し、行動変容や生産性向上など具体的な成果へつなげる効果についてご説明いただきました。

また、パネルディスカッションでは、東京大学未来ビジョン研究センター特任教授の古井様にファシリテーターとし、経済産業省の徳増様、柴田ガス株式会社の佐藤様、宮澤様、有限会社ワシオ商会の鷲尾様にて行われ、中小企業による健康投資の具体的事例が紹介され、現場主導の工夫や従業員の意識変化、経営層の関与の重要性、そして継続的な取組みの効果が語られました。

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